ジャズとは、真剣に聴かれないことを期待される音楽なのか?

経理ひとすじ50代男masaです。ジャズはどの程度認知されているのか?

飲食店でジャズがBGMに使われていることがあるのをご存じでしょうか?よく、お店の紹介文で、「ジャズが流れる店内・・・」とありますが、取材者自身が店を訪れ、BGMがジャズだと認識して書いているのか、店側へのアンケート回答を転記しているのかわかりません。

それがどうしたって?世間の人たちは、というかジャズという音楽に関心のない人々は、流れている音楽がジャズだとわかっているのだろうか?という疑問がずっとあります。

 

お客のいる間だけジャズを流すラーメン店

masaの経験談です。ラーメン店の休憩間際に入店したときのことです。

店内は、masa以外に数組のお客がいました。音楽は、ジャズです。おそらく有線のジャズ専門チャンネルのひとつを選択しているのでしょう。

このサックスは誰だろう?などとラーメンすすりながら聞き耳を立てるmasa。

そのうち、店内の客はmasaのみになり、店員が看板を支度中に取り換えた後にとった行動とは?

なんと、有線のチャンネルを他のジャンルに切り替えたんですよ!

これってどゆこと?

まだ、1名客がいるのですが、営業時間終了のタイミングでジャズを流すのやめた

=営業時間中にはジャズを流すようにオーナーから命じられている

別に、流れている演奏を途中で中断されたことに腹立ったわけではない。

飲食店のジャズの扱いかた・位置づけが透けて見えて、ショックだったのです。

チェーン展開しているラーメン店では、九州とんこつラーメン、長崎ちゃんぽんのお店でもジャズがBGMで使われています。前者では、店内の喧騒でほとんど音楽が聞えない。

そもそも流す意味もねえじゃん、とは思いました。店内がすいてきて、静かになってしまうのを避けるぐらいの意味しかないんでしょうな。。。

スターバックスではどの店舗でもメインはジャズだと思います。ある店舗で1度だけ、バロック音楽も合間に聴いたことあるので100%ではないでしょうか。

これは、推測ですが、本拠地のアメリカでジャズがBGMに採用されているからだと思われます。各店長の好みがたまたまジャズだった、なんて日本じゃあり得ない。

つまり、スタバもおそらく、件のラーメン店と同じで、オーナー命令だろうと。

店内のBGMを何にするかは、決して軽んじることではないらしく、店にあったBGMを選ぶサービスもあるようなことをきいたこともあります。

しかし、世間の皆さんが、聴いた音楽をすぐに「これはジャズだ」と認識できているのでしょうか?そうでなければ、ジャズをBGMに選ぶ意味は?

日頃聴いているJ-POPでも、学校の音楽の授業で習ったクラシックでもなさそう。

真相は、客の多くが「知らない」「食うのにジャマにならない」音楽としてジャズが選ばれているということなのですよ。

ラーメンすすっているときに、AKB48とか流れてきたら、食べるより聴く方に集中し、ヘタすると歌ったり踊ったりしかねない。

ベートーベンの「運命」とかいきなり流れたら、びっくりして麺が鼻から出ちゃいますよね?

ジャズとは、「真剣に聴かれることを期待されない音楽」なのだと。

 

30年聴いてきたジャズをこれからも聴き続けるべきか?

なんで、masaがこれだけジャズのことを自虐的に書くのか?

masaは、ジャズを高校生から聴き続けており、30年以上になります。

最近、自問します。

自分がジャズを聴き続けるのはなんのためか?

ジャズを好きになる人を増やしたい。そんな思いで、職場のWEB広報誌にジャズ入門の連載をしたこともありました。

しかし、masaがジャズを好きだということが認知されただけに終わりました。

「先日、誘われてこんな演奏聴いてきたよ」とか自慢話されたりもしましたが、ジャズをどう楽しんだらいいのか?という問い合わせはついに一度も受けずじまい。

決して自慢話したくてジャズを聴くつもりではなく、自分がリスペクトしてきたジャズ演奏家やその遺した作品をもっと多くの人たちに知ってもらい、少しでも共通の話題にできたらいいな、という希望があるだけなのです。

masaは、高校の吹奏楽部に入部し、クラリネットを担当しました。

同級生に中には、中学から演奏に親しんでいる人、音楽の素養がたっぷりある人が多く、音楽といえば、歌謡曲とアニメの主題歌ぐらいしか馴染みのないmasaは、入部そうそうコンプレックスを感じました。

「ジャズ」に注目したのは、たまたま部内でそれを口にするひとがいないので、差別化できるのではないか?、また、男の音楽みたいな勝手な先入観からです。

日本を代表するクラリネット奏者、北村英治氏のLPを購入し、毎晩、A面B面なめまわすように聴きこみました。頭からお尻まで全曲の細部を覚えこむまでに。

いまでは、LP聞いてないので詳細は忘れてしまいましたが、部活や音楽の授業よりも確実にmasaの血肉になった。

30年聴き続けて、過去に録音された音源で、まだ聴いてない演奏はいくらでもある。

現役世代のジャズ演奏家は、音楽大学を出たエリートばかりになり、カッコイイのかもしれないが、なんというか臭みとかクセとかが感じられず、のめりこめない。

過去に録音された作品から宝探しをこのまま一人で続けていくのがいいのか?

masaより詳しいジャズマニアとつるんで、狭いコミュニティに甘んじるのか(そういう時期もありました)?

現世代の演奏家から、光る逸材、好みの音を出す演奏家を探すのか?

自分の好きな音楽をいつでも楽しめる場を作り、1人でも多くの人と楽しみを共有できるようにすることを模索するべきなのか?

もっとあっさり終えようと思ったら1時間経ってました。この辺で終わります。

 

ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ 会計士試験に5回挑戦後、会計事務所に就職、現在は一般企業の経理職を20年と経理一筋に生きてきた、さすらいの会計人(びと)。 会計で社会の未来を変えることを信じている。 内向的な性格を損だと思って生きてきたが、今では独自の世界観を築くことができた(と自分では思っている)のはひたすら自己に向き合ってきたからだと確信している。 音楽は高校時代から聞き始めたモダンジャズ一筋、手塚治虫の漫画やスティーブ・マクイーン、最近はダニエル・クレイグに憧れている。