鬼経理百の掟 其之拾六「みっつの”め”を大事にしよう」

masaです。「三現主義」はご存じのかた多いと思います。”現場”、”現物”、”現実”の3つを重視せよ
今回お届けするのは、みっつの”め”です。

masaが、結局何が(どんな姿勢が)重要なの?と考えたときに○○め という単語がいくつか思いついたのでそこから3つに選抜してみたものです。

人前でこれを唱えることはなく、独り心の中でつぶやいています。

1.まじめ

最近、「まじめか?」とツッこむのが流行っているようです。ライトにディスっているニュアンス、と言ってよいでしょうか。ビジネスの世界では、まじめは重要です。まじめが受け入れにくいなら、本気と言ってもいい。

本気と書いてマジと読む

”め”が抜けちゃうので、ここでは、”まじめ”とします。バックオフィス業務全てに言えることですけど、いちど、タガが外れると、元に戻るのが至難です。

まじめであり続ける

「潔癖主義」「完全主義」とはちょっと違います。

重箱の隅つついたり、全てにおいて些細なミス手違いをなじることはまじめの外です。

経費精算で、ミスや遅延が多い社員には厳しく接するが、普段しっかりやってくれている者のたまたまミスには寛容に接するのはアリと考えています。何でも平等がいいわけじゃない。同じ遅延ミスでも、最善を尽くした結果なのか、意識低くダラけていたのかで態度を変えるは、まじめな行為です。

2.歯止め

他の記事でもたびたび登場しますが、ミスや不具合の防止策を立て、実施して効果検証することはとても重要です。

3.けじめ

「公私のけじめ」がわかりやすいでしょうか。多く見聞きするのは経費申請に私用まがいの取引が含まれていたり、
会社で買った文房具の私用だったり。歯止めもけじめも、まじめに包含されると考えると、まじめ ひとつでよさげですね。

今回も短めですが以上となります。

ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ 会計士試験に5回挑戦後、会計事務所に就職、現在は一般企業の経理職を20年と経理一筋に生きてきた、さすらいの会計人(びと)。 会計で社会の未来を変えることを信じている。 内向的な性格を損だと思って生きてきたが、今では独自の世界観を築くことができた(と自分では思っている)のはひたすら自己に向き合ってきたからだと確信している。 音楽は高校時代から聞き始めたモダンジャズ一筋、手塚治虫の漫画やスティーブ・マクイーン、最近はダニエル・クレイグに憧れている。