masaです。本日2回めの投稿になります。誰しも他人を悪者と思いたくはないですよね。かといって、1ミリも悪いことしたり考えたりしない人がいるとも思ってませんよね?「性善説」「性悪説」2タイプに人間を切り分けるのはよくない。そういう考え方もあるかもしれませんが。
企業活動でミスや不正が起きないように、起きてもただちに正しく検知され、修正されるような体制を作りあげるときに
制度設計上は、「性悪説」で臨むのがセオリーとなります。
不正をたくらむ社員がいても、実行できないような仕組みにすることを目指します。
今の社員に悪人がいると思っていなかったとしても、ですよ。
「不正のトライアングル」ってご存知でしょうか?
以下の3要素が揃うと、人は不正を犯すという学説です。
①動機:資金繰りが苦しい
②機会:誰もチェックしてないのでバレない
③正当化:会社全体からすれば大した影響はない
この中で、制度設計にかかわるのは②機会です。
最初から機会を奪ってしまえば問題ないわけで。
制度設計において、仮に不正の機会を奪う機能が実装できたとしても、不正やミスは残念ながら起こり得ます。
ですので、制度がその想定どおりに運用され、ミスや不正が起きていないかを検証する必要があります。
制度設計の中に、人による「牽制(けんせい)」が盛り込まれます。
申請者以外の者のチェックは「性弱説」で行ったほうがいいです。
「こいつは悪さするに違いない」とはじめから疑ってかからずに、
「人間だからミスはあるよね、だから念のため見てあげようね」
というスタンスです。
例外として、監査(外部監査、内部監査含む)を行う人は基本、「性悪説」のスタンスに立っています。
経理部門は、ともすると「性悪説」が強くなりがちなので、「性弱説」との抱き合わせが適切と考えます。
たとえば、経理精算でミスや遅延が多かったり、不明瞭さがある社員については「性悪説」で臨むなど、メリハリが必要です。
また、全てを経理部で検証しきれないし、えてして、経理部が承認すれば全て正当化されるといった誤解が生じやすいので、他のバックオフィスと協同するか、ITによる自動化の仕組みを検討します。