鬼経理百の掟 其之拾弐「OJT おまえ自分に トレーニング」

masaです。タイトルの川柳?は、よそ様の受け売りです。 

「人は勝手に育つ」 

教育に従事している人からは怒られるかもしれません。20年も同じ職場にいると、多くの人々との出会いがあります。 

masaより後から入社して、masaより先に退職したものも何人かいました。 

リストラではありません、数年で退職してしまうのを見て、 もう少し辛抱したらいいのに、と感じておりました。 

後輩に相次いで離職されたときには、大きなショックを感じました。 

自分の業務を全部彼らにトランスファーするつもりで、接しておりました。 

優秀で、目をかけていた者に、仮にmasaが異動や離職することになったとしても、彼らがいれば大丈夫だ、とまで 思っていました。 

彼らにはmasaの業務を少しずつ切り分けて与え、彼らの成果物をmasa自身が検証するなかで綿密に指導していたつもりです。 

彼らには、事細かに教えずに、masaが使用していたexcelとか参考書籍を全部解放し、それらを参考に実地で取り組ませる 、まさにタイトルの川柳どおりのOJTを行いました。 

能力ある者に細かに干渉するのはかえってモチベをそぐので、 あえてそうしました。周囲には、かなり不親切に映っていたのでしょう。 

与えたメニューを彼らは十分に消化できたと思い、後任者をアサインし、 彼らに後任者のチェック役・指導役を命じて、masaは当該メニューから離脱しました。 メニューによっては5年くらい伴走したものもあります。年1回のコンテンツなので、試行機会が少なかったこともあります。 

彼らに感謝されていたのかは未だにわかりません。 考え方の相違が年々増幅し、最後は仲違いになっていましたし、送別会に欠席したので本音の会話しないまま。 自分の接し方が悪くて彼らは離職してしまったのではないのか、と。 

後半は記事でなくなってしまいました。 

自分には、人を育て上げる才能はないのかもしれないと思いました。 

でも、周囲のかたがたに何がしかの気づきや知恵を受け取ってもらえる存在で有り続けたい。

ABOUTこの記事をかいた人

1965年生まれ 会計士試験に5回挑戦後、会計事務所に就職、現在は一般企業の経理職を20年と経理一筋に生きてきた、さすらいの会計人(びと)。 会計で社会の未来を変えることを信じている。 内向的な性格を損だと思って生きてきたが、今では独自の世界観を築くことができた(と自分では思っている)のはひたすら自己に向き合ってきたからだと確信している。 音楽は高校時代から聞き始めたモダンジャズ一筋、手塚治虫の漫画やスティーブ・マクイーン、最近はダニエル・クレイグに憧れている。