経理ひとすじ50代男masaです。経理畑が長いからといって、暗算能力に長けているわけではありません。「会計力」とか「数字力」とか言いますが、身近なことから計算を効率的にしてみる工夫が大事です。
1.数字をひっくりかえして足した合計値と本来の合計値との差は9の倍数になる。
100+91=191 とすべきを
100+19=119 としてしまった場合、
191-119=72 72÷9=8
検算を主な仕事とする人には有益な法則ですので憶えておきましょう。
2.今、何歳なのかを瞬時に計算する
1989年生まれの人が今2017年で何歳かを計算するには?
一の位 7から9は引けないので十の位から1借りてきて・・・
とやるよりも、
2000年の前と後に分けて、後から両者を足す
①2000-1989=11
②2017-2000=17
③11+17=28
この方が早くないですか?
応用編:東京五輪2020年に自分が何歳になっているか?
3.おつりでもらう硬貨の数を少なくするための計算
これは実践されているひとも多いと思われます。
901円をレジで払うときに、いくら渡すとおつりの硬貨が少なくできるか?
①千円札だけで払うパターン
1,000-901=99
50円硬貨×1+10円硬貨×4+5円硬貨×1+1円硬貨×4 で10枚。
②千円札1枚と1円硬貨1枚を差し出す
900円と100円未満の部分わけ、100円未満の部分をぴったり払うことで、100円硬貨以外の細かい硬貨を財布から減らせる
(1,000+1)ー(900+1)
=(1,000-900)+(1-1)
=100・・・100円硬貨×1枚のみ
応用編 おつりを500円硬貨1枚でもらうためにいくら差し出せばいいか?
590円の買い物の場合
590を500と500を超える部分に分解する
590=500+(590-500)=500+90
千円札1枚+90円=1,090円を差し出す
経理マン=暗算上手ではない
そろばん主流の自体の経理マンの時代は、暗算の強い人が多かったと思います。
masaは、電卓主体の時代の人です。会計士試験を受験するにあたり、講師に勧められた電卓練習をブラインドで行っていました。右手は筆記に専念するため、左手です。職場では、右手で打つことも身につけましたが、電卓検定を受けたりはしたことがありませんので、レベルはわかりません。
全盛期にくらべ打鍵速度は遅くなりましたが、職場の同僚の前で左手ブラインドを披露すると驚かれます。もはや曲芸ですね
上場会社ですと億を超える金額の検算になり、電卓は効率が悪いです。
エクセルにやってもらうほうが早い(エクセルでもsum関数の範囲指定をしくじるリスクはある)
会計力は暗算力にあらず
暗算能力の向上は、会計ではなく、麻雀で培われました。
麻雀は、点数を奪い合うゲーム。自力で上がりをゲットした場合は、他の
3人からもらう点数は、親が子の2倍となっており、総計4,000点なら
親2,000+子1,000×2=4,000
他力で上がりをゲットした場合、上りのきっかけをつくった他者がひとり払い
もし、ライバルとの得点差が××点の場合、最後のゲームで
①自分が自力で上がって逆転する場合、何点以上の役が必要か?
②自分が他者(ライバル)から上がって逆転する場合、何点以上の役か?
③ライバルが他者を上がらせて責任払いする場合、何点以上の失点が必要か?
④ ①で、ライバルが親で自分が子供の場合、・・・
⑤ ①で、自分が親でライバルが子の場合・・・・
もっと分岐があるかも。
これを計算できないと自分の手役づくりの方針がたてられませんし、
自力で上がる条件つきか、ライバル以外の他者から上がっても大丈夫なのかを
局面で見極めておかないと、あがったはいいが点が届かないで終わってしまうこともあります。
麻雀が痴ほう症防止に役立つとか言いますが、役作りもさることながら、この点計算が一番有益ではないかと思います。
ところが、麻雀の点数はもっと複雑なので、いったんルールを簡単にしないと間口が広がらないはずです。
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